shared epitope
アミノ酸70〜74番目の残基が共通のモチーフをもつHLA-DRB1アレルの総称であり,関節リウマチの関連アレルを説明できる理論として広く受け入れられてきた.一方で,DRB1*09:01は東アジア人に多くヨーロッパ人には稀で,アミノ酸残基の定義からSEに該当しない.(実験医学増刊4015より)
自己免疫疾患 層別化する新時代へ
臨床検体のマルチオミクス解析、腸内細菌によって見えてきた免疫経路の全容
健常対照群と比較して関節リウマチ患者群で頻度が増加し,疾患感受性と相関を示すHLA-DR4,DR1やDR10のサブタイプのβ鎖群には,ペプチド収容溝の外縁を形成するαヘリックス構造内の第67〜74 アミノ酸残基に共通性があり,この部分をshared epitopeとよぶ.(実験医学増刊3715より)
がん免疫療法の個別化を支える新・腫瘍免疫学
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